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2020.06.18.

豆知識

心身ともにダルくなっていませんか?

未曾有の新型コロナウイルス流行で、すべての人がストレスフルな生活を強いられた今年前半。緊急事態宣言が解除された今も、長く続いた外出自粛の生活の余韻で、やる気が起きず、顔つきもぼんやり、体もダラ〜っとしてしまう。不眠に悩まされ、ネガティブな気分にもとらわれがち・・・
これらはセロトニンの働きが落ちていることも要因と考えられます。

セロトニンは脳内の神経伝達物質。「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンには、精神を安定させ、ストレスを軽減させる働きがあることがわかっています。
体内のセロトニンの欠乏がうつ病の原因の1つといわれ、実際にコロナ禍でうつ症状を訴える人が急増しているそうです。

ストレスに負けない体を作るためには、意識してセロトニン分泌を高めていくことが効果的なのです!

まず太陽光を浴びること。人間は昼間に活動して、夜眠る生活を1万年以上続けてきて、自律神経もホルモン分泌も、太陽が出ている日中に代謝活動が活発になるように働き、太陽が沈むと休息してエネルギー補給をするように進化・発達してきたのです。朝、カーテンを開けて太陽光を浴びると、網膜から刺激が伝わってセロトニン神経が働き始め、セロトニンが分泌されます。庭やベランダで軽く体を動かしたり、室内でも時々窓際に行って明るい外光を浴びたりしてください。

もう1つはリズム運動。一定のリズムを刻む活動を意識的にしっかりやることでセロトニンの分泌が促されることがわかっています。いちばん身近なのが歩行、散歩です。一定リズムを刻むことを意識しながら“集中”して“しっかり”、5分から30分継続して歩くのがポイントです。

元気な日中を支えるセロトニンですが、実は夜の睡眠にも深くかかわっています。
「日中、充分に分泌されたセロトニンのストックは、日没後、睡眠を促すメラトニンの合成に使われます。つまり昼間、太陽光の下でしっかりセロトニンを分泌しておくことでよい眠りが得られ、逆に欠乏していれば不眠になるわけです」

メラトニンは睡眠を促すだけでなく、活性酸素を除去して老化を防ぎ、免疫機能を増強する作用もあるといわれています。

幸せホルモン「セロトニン」を増やしてストレスに強くなろう!!

 

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